9月26日出発で27日は広島で母の米寿祝いを兼ねたコンサートを致しました。
満員の会場の温かい雰囲気と助けていただいた広島バプテスト教会の皆様の
お陰で皆様に大変喜んでいただいたコンサートとなりました。感謝!
母も喜んでくれました。いつも親不孝をしているので
一寸だけごますりが出来ました。(?)
翌日はレンタカーで関門橋を渡り、佐賀県唐津市へ。
そのまま、玄界灘の漁港呼子へ透き通ったイカの刺身を食べに
行きました。前回、しけのために一杯もイカが揚がらず、残念な
思いだったので、今回は一人一杯贅沢に食べました。本当に透き通っているし、
げそは踊っている!それを天ぷらにしましたが、最高!
オコゼの唐揚げも一人一匹! 魚嫌いの私も目をつぶって、でも、食べました!
演奏旅行で音楽以外で幸せを感じるのは、行った先々で出会う人達と食べ物です。
地方でしか味わえない珍味、料理、本当にこれがあるから音楽家は
止められない?
唐津のシーサイドホテルは朝食が凄い。 朝から佐賀牛のステーキを
目の前の鉄板で焼いてくれるし、お寿司も握ってくれる。
普段小食の朝食人間が目が卑しいので、お昼の分も?と言うくらい
食べまくった2朝の朝食でした。
唐津焼の上里太郎右衛門窯の工場に入らせていただき、湯飲み茶碗に
絵付けをさせて貰いました。近々、焼き上がったら入手できます。
中野窯では幾つかの作品をご本人から頂き、又、購入もして、
焼き物作品が増えていくのは楽しいです。
唐津の公演も満員で無事に終わり、ホットしました。
翌、30日は生憎の小雨模様。まずは、西南学院大学へ行き、
朝の礼拝を30分間奏楽、讃美、証し、後奏、と10時半から
指と頭を目覚めさせながら、無事に終了。
学食で昼食後は、夜のコンサート会場でリハーサル。
その足で、久山療育園、重度心身障害児の素晴らしい施設へ
訪問コンサート。床に転がされて、聴いている重度の心身共に
傷害を抱えている子供達、喜びを必死で手を振り表してくれる子、
絞り出した声で、「有難う」を言ってくれた子供達。
国の医療、福祉行政がこんなに貧困な経済大国はあるかしら?
北欧、ドイツ、の施設を知っているので、哀しくなりました。
アメリカはお金持ちは別として、国の福祉行政は万全ではありません。
国民皆保険制度がどうしても成立出来ない国なのです。共和党陣営の
オイルリッチが保険会社も経営している、どうしても赤字経営の医療には
利益優先、福祉は二の次。踏み込めないのでしょう。
だからこそ、国としての福祉行政が必要なのに!
日本はアメリカの真似をして居る?
北欧の10分に一でも良いから真似をして欲しいと、
今回特に日本の福祉行政のお粗末さに呆れました。
夜の満員コンサートはこの久山園の為のコンサートでした。
一晩で、切符売上金だけで32万円ほど寄付できました。
後からもっと寄付が集まっているそうです。微力でしたが
私たちに出来ることで、一つの施設にお役に立てることが出来て
嬉しかったです。これぞ、音楽の力です。
翌日は又本州へ戻り、宇部市へ。
ここでも、中学校のPTA主催でとてもアットホームな温かいコンサートが
出来ました。裏方の父兄会の皆様に感謝です。
翌日、日本晴れの下、小学校の修学旅行で行った、鍾乳洞で有名な秋吉台へ
久しぶりに(何十年ぶり?)に行きました。
3億年前の太古の時代の海の底が今は高原になっている!
秋風が爽やかな秋吉台でしばし、小学生に返ったように
走り回っていました。通り道で看板を見付けた
秋吉台芸術村のホールは素晴らしく、施設も「こんな人里離れた
田舎に誰が来る?」と言いたくなるような、勿体ないようなホールです。
稼働率は知りませんが、講演会、音楽合宿などがあるようです。
泊まり込み合宿練習も東京にこの施設があったら直ぐにでも
利用できるのに。。。と残念です。いかんせん、遠すぎる。
なんだかんだ、写真もあるのですが、Playing Wordの欄に写真が
載りません。理由は不明。PC に詳しい人に聞くまで、保留です。
途中、私がホテルのドアに挟まれた事故がありましたが、無事に
コンサートは全て終了。帰宅して、秋田に行く前日、事故から1週間たって、
朝、突然右手が挙がりません! 全く動かないのです。困ったな。。。
パジャマが脱げない! 仕方なく袖を左手で切りました。
利き手が言うことを利かなくなったら、こんなに不便とは初体験。
力も入りません、兎に角左手で出来ることはやり、湿布と鎮痛剤。
お風呂にゆっくり入ってマッサージ。
これ以外、やる術がない。お湯の中で、少しずつ、円を描いて
動かす練習。勿論弓が持てないので弾けません。
16日の本番までに何とかしなければなりません!
なかば、諦めとガッツで治す!のパラドックス。
それでも運転は右手を固定したまま、
送りハンドルで(教習所では御法度)
なんとか左車線ばかりでのんびり運転。
秋田往復は飛行機で。左手だけで会議をやってきました。
そうこうしているうちに、運動機能がだんだん戻ってきて、
福島県、栃木県、群馬県、新潟県 の走行距離1138Kmの
4日間コンクール審査員、指揮、指導、をこなして帰宅しました。
痛みもなくなり、just in time! で
今日16日の本番を弾くことが出来ました。
内心間に合う?とハラハラでしたがね。
そこへ、下のBlogに書いたように、11月にもう一度
佐賀県唐津市へ戻ってコンサートをやることになりました。
やっと両手が使えて、PCを打てるので、Blogを書けました。