心温まる『おくりびと』 

久しぶりに邦画で泣きました。
「おくりびと」は失職したチェリストが郷里の
山形に戻り、求人広告を見て面接に行ったところが
「納棺士」という職業。 そう言う職業があることも
初めて知ったが、なかなか、大変な仕事だ。

ご遺体を納棺するまでに、あんな司式が厳かに行われていたとは!
それも遺族の前で。
兎に角、あれは日本だけのまつりごとだろうと思う。
私は生徒のS子さんと観たのだが、二人とも真っ赤に泣きはらした
目をして、ショッピング街のまっただ中に戻ったら、ちょっと
恥ずかしかった。

とてもよく作ってある映画だと思うが、残念なことに、監督は
音楽にうといらしく、LPレコードをかけるシーンで、何故久石譲の
曲が流れるの? 彼の作品は絶対に、LPの時代には無かったはず。
フォーレのエレジーとかサンサーンスの白鳥当たりが流れるのだと
思った私は、目が点で腰が引けた。
それは曲数で久石氏の作曲料が決まっていたら、1曲でも多く
載せたいのは分かるが、この場面では既存の曲を使うべきだった。

あとは、仲の良い夫婦が一時、不穏な空気が流れて妻が実家へ
戻ってしまう。しかし、どちらからも何の連絡も取り合っていない
風に映画では見られる。そんなのはありかな?
突然戻ってきた妻と又何事もなかったかのように生活が戻る。
その辺は会話が足りない気がした。

大木雅弘のチェロ特訓は素晴らしい! 指と音が合っていなくても
あれだけチェロを弾いているらしく演技するのはさすがの俳優。
広末涼子は、線が細いし、かわゆい顔をしているのに、とても
歯並びが悪く、アップの顔が出て、ニッと笑うと鬼歯が恐い!
彼女は矯正歯科に通うべき。 言葉も奥歯に物が挟まった様な
発音で聞き取りにくい。妊娠中期の筈の彼女はあんなミニスカートを
はきますか?それも寒い山形で!つるんとした石鹸のような
美人だけで女優になったのかな?

山崎努は群を抜いてさすがの役作り、素晴らしい役者でした。
後の脇役も適材適所。

名前も知らない俳優さん達はオーバーリアクションが多い。
もっと自然な台詞を言えば良かった。
カメラワークは光を上手く使っていたし、展開が邦画にしては
速かった。何台のカメラで撮ったのだろう?飽きさせない映画だった。

次は「アキレスと亀」を観に行こう。武の俳優振りを見るのが
楽しみだ。
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by violinland | 2008-09-19 02:21
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