「東京家族」山田洋次監督

『東京家族」を観ました。山田洋次監督が、故小津安二郎に
捧げている作品らしい、時代背景と人物のきめ細かな心の描写。
然し、瀬戸内海の島から上京したという設定の両親が、
長男家族の開業医の家にやってくる。長女はうだつの上がらない
髪結いの亭主を持つ美容師。次男は舞台の大道具を作る裏方さん。

初めに気になったのが、広島弁!全くナットランのじゃけん!
広島弁の途中に突然、標準語が挟まれて、広島弁が分かる私はどうも
気持ち悪くて仕方なかった。東京の人が聞いたら、方言だろうな?
と思うのでしょうがね?

それと、何年かぶりに老人両親が上京するというのに、
毎日の何処へ案内するとか、何処へ泊まるとかの算段が全く出来ないまま、
迎えるかな?とても不自然でした。
長女が厄介払いを本心ではしているのに、豪華ホテルに泊まらせて上げる!
と恩着せがましく、イヤな女!と観る人にちゃんと思わせるところが
演技派だな!新人類の子供二人、塾通いらしいが、
それにお弁当を作って持たせる母親は賄いさん?と思うような仕草。
義理の親子と義理兄弟の間にある、ぎくしゃくとした感情のすれ違いと
言葉遣い。これって、とっても日本的!面倒臭そう!

上京中に68歳の母親が脳梗塞で倒れて、そのまま病院で息を引き取る。
子供達に看取られながらだが、別れるために上京した様だ。
死んだ途端にベッド脇で、「お母さんのあの着物は私が貰うのが当然」
という台詞があったが、娘なんて、この母親とはどういう
関係だったのか?と哀しかった。

少しよたよたした老人然としたこの人が68歳?えっ?
私もこういう風に皆から見られているんだ!?
と一寸愕然としました。何時でも倒れて死んでも
良い様に、部屋の、楽譜の、友達の、洋服の。。
ああ〜未だ死ねない!だって、私の持ち物を整理する人(誰?)
には、申し訳ないから。
もう一寸、綺麗にするまで、神様!お迎えに来ないで下さい!
FB 投稿文を転載。
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by violinland | 2013-01-27 01:07 | 映画評論家?
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