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バーレスク、最高に楽しい!

Sheer が大人の女性の魅力を見せてくれる映画、バーレスク(Burlesque)
はプロダンサー達の息もつかせぬ素晴らしいダンスに主人公のドスの利いた、しかし美しい
歌声と男声並みの声量に度肝を抜かれます。
久々にアメリカのダンス人口の厚みを感じ、エンターテイナーの
プロ根性を見せて貰った映画でした。

私はクラシックのみならず、プロの上手い歌なら、演歌でも、Jazzでも、義太夫でも
お謡いでもミュージカルでも何でも受け入れます。
受け入れられないのは、身振り手振りは派手でも複数でがなり立てる、それも全員
同じ音程の悪さで斉唱しながら踊るじゃりタレの様なグループとヘビメタ。
ただ、うるさいだけだし、歌詞も分からない!意味不明で何も伝わらない歌。

だから、こういう歌唱力のある若い女性の出世映画は歌とダンスが満載の
大変楽しめた映画でした。脇役を務めたSheerが本当に彼女独得の味を出していて、
これも魅力たっぷりでした。

こう言う映画をアメリカは作れるのだ。 日本のミュージカルが良くなったと言っても
私には高校の演劇部の延長にしか見えません。踊れない、歌えない、スタイルが
悪く短足にデブでは舞台映えがしない。特に、今時の若い子に多い内股歩きの延長で
踊っても、演技中の歩きが可笑しくて見ていられない。笑いそうです。
日本のミュージカルを観に行かなくなって久しい。容姿からしてアメリカ人の足の長さには
かないそうもないし、地毛で金髪やブロンドなのに、黄色人種の顔色に金髪のカツラでは
どうにも様にならない。リズム感が抜群な上に物怖じしないお色気。
日本人が同じ目線をやると、みょうにわざとらしく、カツラもカツラと現実味がない。

Burlesque を楽しんだ分だけ、日本のタレントの軽薄さと層の薄さを実感しました。
by violinland | 2010-12-30 03:34 | 映画評論家?
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