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音楽コンクール 一考


今日といっても時間的には昨日 は ある県の
学生音楽コンクール審査員として、参加しました。
小学生から高校生まで23人のエントリーでした。
まず、小学生と高校生では楽器の大きさが違う、
習っている年限も開きがある、一緒に合否を
競うのはアンフェアーではないか?と思われるでしょうが、
実際には、小学生の方がそれなりにきちんと弾き、表現も
大したものでした。勿論音量は考慮します。しかし、
高校生にも負けない、ガッツと技量で立派に対抗できると
驚きを持って聴きました。

一番どうしようもないのが、中学生の年齢。
思春期特有の斜に構えた無関心な態度と、音楽性。
恥ずかしいのか?そうだったら参加しなければよい
と思うような子供も居ました。 塾や部活で練習時間が取れなくなって
小学生の時より下手になってきている?

大曲を弾けば高得点が取れるか?は全くの誤解。
速く、ごまかしてでも弾ききってしまえば審査員を
ごまかせる? No です。プロの耳には、音程が違ったり、
ごまかしたところははっきりと聞こえます。
かえって、点が低くなります。 自分の技量に合うか、
一寸だけチャレンジした曲を、一生懸命に、真摯な態度で
弾いている子には好感を持ち、点を上げました。

昨今、色々なコンクールが流行っています。
今日のはとても、伝統的なコンクールでしたから、
水準は高く、23人中、7人が本選に進めました。
全員がなんだかの賞を頂けるコンクールも
子供にとっては励みになるでしょうが、コンクールの質も
考慮して、受けられたら良いでしょう。
余計な身振り、ドレスでは、質の高いコンクールでは
審査員の目をごまかせないことも知っておいてください。
 
初めの5秒で素質はほぼ判り、どういう練習をしてきたかも
判ります。怖ろしいですね!
後は、ステージマナーも知って欲しいし、先生はコンクールに
送り出す生徒に教えて欲しい。

 調弦を客席に全くお尻を向けてやる子もいました。
お辞儀を忘れる子もいました。 楽器を持ったまま、すぐ
弾き出す子、楽器の構え方が何とも悲しそう!という子もいました。
舞台に出た瞬間から、弾き終わって、袖に入るまでが全て、
演奏、パフォーマンスなんだと知って欲しいです。

Violinland の生徒さん達は12月15日の発表会を控え、
これを読んだ人は再確認できましたね?
by violinland | 2007-10-29 04:00
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