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「武士の家計簿」 ほのぼの。。。

幕末から明治にかけての加賀百万石のお城で今の財務部の
仕事をしていた実在の猪山家の話。そろばんが脇役。

武家が無くなる時代の過渡期を過ごした主人公の父親の話が
大筋だが、古き良き時代の家族がそこにある。
4世代が自然に老人を尊敬し、家の中で尊敬語を使いながら
しかし、情を通わせながら生きていた時代。
昔の武家ではこれが当たり前だったのである。

親に向かって口答え等できようはずも無かった時代。
私もそう言う武家のずっと新しい時代に躾けられたが、
両親をお父様、お母様と呼び、口答えや、すねた物の
言い方をしたら、ビンタが飛び、家から出されていました。
「そういう、ひねくれた子供に育てた覚えは無い!外を廻って、
頭を冷やしてこい」と寒空に上着も着ないで、おっ放り出されていました。
負けず嫌いの私は「そう言う風に育った覚えは無い!」と言いながら。
それでも1時間くらい、良く一人で家中心の半径100M
位を歩いてふてくされていました。

映画を観て、ああ、もっと古くに生まれていたら、もっと厳格だったのだと
ホッとしました。

兎に角、現代っ子が観ても何か感じる映画でしょう。
音楽は大島ミチル氏の音楽でしたが、殆どは彼女自身が
弾いているであろうピアノソロ。時々弦楽器が邪魔にならない
音で和声だけ付けている感じ。でも良い曲でした。

一番ホッとしたのは、最後にJPopsの全く関係のない歌が
がならなかった事。 ずっと本編の雰囲気を壊さない
ピアノソロ曲でした。観客は殆どが大人でした。
お時間があったら観に行って下さい。きっとホッとする味のある
映画だと思われるでしょう。
by VIOLINLAND | 2010-12-11 21:49 | 映画評論家?
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