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「雷桜」切ない,,,クシュン

このところ立て続けに邦画を2本観ました。
「悪人」はもう書きましたが、これとは真反対の
様な映画「雷桜」将軍の側室の17男子として生を受けて
気の狂った母の愛情も受けられず、不遇の殿として
心の病(今で言う、鬱状態?)を持ちながら生きている
可哀相な男性。 そこへ自由奔放な男の子のような
女のこが現れて、ストーリーは身分の差に引き裂かれた
悲恋物語になっていくが、映像がとても美しい。

主人公の二人とも乗馬が上手く、この映画の為に
訓練を受けたとしか思えない。 気持ちの良い
広々とした撮影場所を、最後のクレジットで探したが、
速くロールするので、見損なってしまった。

あの木は実在の物かしら? 見事な桜でした。

観ていて、結末が分かるような木がして、切なくて、
二人が可哀相で、涙していました。
なかなか、二人とも良い演技者でした。
バックの音楽も本編のは素晴らしかったが、
何故、邦画には、本編とは全く関係のない
雰囲気のJPOPS ががなり立てるのだろう?
折角しみじみとめそめそしていたのが、
いっぺんに雰囲気が変わり、うるさい!と
言いたくなった。

もう少し、本編が終わって客がどんな気持ちで
クレジットを読み上げているか?
こう言う後入りの曲の作曲者が本編を観ているか?
作曲依頼が監督や映画制作会社からあるときは、
未だ、映画は完成していない、スチールがやっと
観られる程度かもしれませんが、雑音になる
音楽は今後、挿入しないで欲しい。
本当に映画の後味を悪くしてしまうから。

映画は娯楽として、真剣な気持ちで討論する
たぐいの映画ではなかったが、楽しみました。
最後は落ちがあって、
殿にそっくりの落とし種が居たとは!
ちょっと人間的で、ほっとしました。
by violinland | 2010-10-27 01:04 | 映画評論家?
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